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女児祝い着の文様のいわれ(8)

きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。

北村世奈様のしめ.jpg
神前に供える鮑熨斗は「のし」が「延し」に通じることから延命や幸せが長く続くようにとの願いを込めた、文様として大切にされて来ました。特にこの祝い着の「束ね熨斗文様」は元禄時代、婦女子の祝いの着物の代表的な図柄として有名です。たくさんの人からお祝いとしてもらった熨斗がなくならないように束ねてある様子を伸びのあるタッチで描いています。熨斗はたくさんあるので人にも分けて上げられる度量の広さも大切です。また全体にちりばめられた絞りは,水を表しています。人間にとって一番大切な水と幸せを兼ね備えた祝い着です。
また背中心に刺繍された鼓は、楽曲を演奏するときはリーダーの役割をになう楽器です。この鼓を守るように配置された丹頂鶴はリーダーである鼓を守り、幸せの国へ導く役目をになっています。絞りと刺繍という贅沢な技法を駆使した祝着である。世奈様がやさしく、またはつらつとした女性に成長されることを祈念しております。                        わたや和服文化研究室

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