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宮参り祝い着文様解説


中島瑞希様.jpg右肩より左下方に向かって描かれているのは、束ね熨斗です。熨斗は神前に供える鮑のしのことですが「のし」が「延し」に通ずることから
古来より縁起物とされて来ました。束ねるほどたくさんの熨斗は大勢の人から祝福を受けたという意味と、たくさんあるから人にも幸せを分け与えなさいという意味があります。
この祝着では束ね熨斗を、全体ではなく部分として描いていますが、これは熨斗を枝垂桜の枝に見立てる表現方法です。垂れ下がる枝は、風を柳と受け流し、争いをしないという意味と女性らしいやさしさを表しています。身頃の裾や袖にちりばめられた桜の花は散っているのではなく皆で力を合わせるために集まってきています。花ははかないものですがきものに描かれたは花は永遠の命を持ちます。桜の花は日本を象徴する花ですが同時に始まりを表しています。女性の象徴である鈴は不浄を払い邪気を避ける薬玉の形に描かれています。
また生地の地模様には一面に梅の花が織り込まれています。
雪が降っても咲くと決めたら必ず咲くことで吉祥文様とされている梅は強い意志を表しています。
人生の始まりに際し瑞希様がたくさんの花々や鈴に守られ、しっかりとした信念を持ち、華やかで、やさしく思いやりのあるお嬢様にすくすくとご成長されますことを、心よりご祈念申し上げております。
                                わたや和服文化研究室

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