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宮参り祝い着

粟屋紅菜様.jpgきものに描かれた紅の霞は湧き上がる水を表します。暁のような紅の霞は、まだ生まれたばかりの桜花や鞠に生命の基となる水を与え、やさしく育んでくれている
ようです。花ははかないものですがきものに描かれたは花は永遠の命を持ちます。
さくらは「さ=米」「くら=蔵」の意味があり人々に愛される花であると同時に稲作の始まりを意味している日本人にとって最も大切な花です。
また鞠は古来より女児の魔よけ厄除けとして贈られる慣わしがあります。意味は七色の糸は魔よけ。また丸いその形は幸せが円満に、ころころとはずみながらころがっていつまでも続くようにとの願いが込められています。現実にはありえない現象も、描かれた意匠の中では起こり得ます。
美智子皇后が皇室に嫁がれる際に、お母様が、「鞠の糸がつながっているように、平民から皇族になっても親子の縁は途切れることがない」と願われて
鞠の図柄のきものを誂えられたお話は有名です。
たくさんの鞠とか桜の花や、花びらは、今から集まって協力してこの晴着をお召しになるお子様を守り育てようとしています。
お名前にぴったりの図柄をご選品いただきましたご縁を大切に、紅菜様の健やかなご成長を、心より祈念申し上げております。

                                    わたや和服文化研

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