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女児祝い着の文様のいわれ(14)

きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。
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鴻の鳥は西洋では子供を運んでくると言われていますが、日本でも幸せや不老長寿をモもたらす鳥と言われています。西本願寺の国宝黒書院の「鴻の間」は秀吉の造営した聚楽第の遺構と言われていますが鴻の鳥が当時から幸せを呼ぶ鳥とされていたことを如実に表しています。中央の鼓は楽曲を演奏するときはリーダーの役割をになう楽器です。また背後に描かれた鞠は古来より女児の魔よけ厄除けとして贈る慣わしがあります。美智子皇后が皇室に嫁がれる際にお母さまが「鞠の糸が繋がっているように、平民から皇族になっても親子の縁は途切れることがない」と願われて鞠の図柄の着物を誂えられた話は有名です。
この祝着には、花のように誰からも愛され、隊列をなして羽ばたく鴻の鳥に導かれ、将来は人の上に立つ女性になってほしいという願いが込められています。由笑様の健やかなご成長とご多幸を心より祈念申し上げておます。

                              わたや和服文化研究室

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