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数珠十訓

念珠の歴史と数珠のいわれ
数珠は、古来インドで、修行者が念誦(ねんじゅ)のために使用したものであり、それゆえ「念誦の輪」とも申します。これを腕にかけ合掌しますと、迷いからさめ、正しい智恵が生まれて、やがて悟りの世界に入ることが出来ると伝えられています。インドでは、珊瑚、白檀、水晶、菩提樹などさまざまな材料が日本に伝えられ、奈良、平安時代に発展して来ました。わが国においては下記の十項目数珠十訓としてが伝わり人々に浸透しています。

                     数 珠 十 訓


1、数珠は大乗経典に示された本格的なものを持ちましょう。
  (仏教儀礼・礼式用の法具ですので、その規律を守ったものを求めましょう。)
2、数珠の本義を理解しましょう。
   (装飾品ではなく、大切な法具の一つです。)
3、数珠は大切に扱いましょう。
   (あなたの身を守るという冥加があります)
4、親が子に、また人に数珠を買い与えることは良いことです。
   (その人に法縁を与え功徳を施すことになります。)
5、数珠は自分で求めるのもよいことです。
   (あなた自身が求められてこそ意義が生じ仏法帰依の証となります)
6、数珠は人に貸したり、借りてはいけません。
   (使用者の念がこもった分身です)
7、数珠が切れることは、悪縁が切れることです。
   (一つ一つの玉は仏様ですので、悪い縁を切って下さいます。
    数珠が切れたら新しいものを求めましょう。)
8、数珠は礼拝時に必ず手にかけましょう。
   (素手で礼拝することは、仏様をわしづかみにすることと同じです。)
9、数珠は日中も常に携帯しましょう。
   (仏さまへの謝恩と信仰の証です。)
10、故人使用の数珠は、故人と一緒にご浄土へ。
  (地位、名誉、財産は浄土へは持って行けませんが、数珠だけは御浄土へ参ります。)

念珠の意味には人間には百八の煩悩があると言われており、人間のあらゆる煩悩を念珠が引き受けてくれるといわれており、そのために古来より厄除け魔よけのお守りとしての役割もしています。古来より習慣として日本各地ではお嫁入りの道具として持たせたり、子供の成長を願い、子供用の数珠を贈る地方もございます。わたや和服文化研究室

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