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女児祝い着の文様のいわれ(9)

きもの、特に礼装のきものは、寿ぎの心を文様に託します。わたやではお宮参りの祝着をお買い上げいただいたお客様に祝着に描かれた文様のいわれを解説してお渡ししております。

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檜扇文は平安時代より文様化し、扇文様の中でも最も優雅に富み、あでやかなものです。また鞠は古来より女児の魔よけ厄除けとして贈られる慣わしがあります。意味は七色の糸は魔よけ。また丸いその形は幸せが円満に、はずみながらころがって、いつまでも続くようにとの願いが込められています。現実にはありえない現象も、描かれた意匠の中では起こり得ます。
美智子皇后が皇室に嫁がれる際に、お母様が、「鞠の糸がつながっているように、平民から皇族になっても親子の縁は途切れることがない」と願われて鞠の図柄のきものを誂えられたお話は有名です。
この祝着は、お子様が、たくさんの花や七宝、鞠に守られて、檜扇に象徴されるような、やさしく、高雅な女性に成長されることを願って美しく典雅に制作されております。

菜々子様の健やかなご成長とご多幸を、心より祈念申し上げております。

                                    わたや和服文化研究室

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